【鉄板】FXのチャートパターン20選の一覧表!初心者でも効果的に使って勝率アップ!

テクニカル分析

FXをしているとチャート上によく似た形や特徴的なパターン上がることに気づくと思います。

これらはいわゆるチャートパターンといわれるものでFXの相場分析において欠かせないものとなっています。チャートパターンの分析では、トレンドの転換や継続などを判断することができ、エントリーや利確、損切などトレードに幅広く役立てることができます。

チャートパターンを覚えて分析に生かすことができれば勝率アップが見込めます

本記事ではFXのテクニカル分析において特に重要なチャートパターンを18個一覧表形式で解説していきます!

FXの鉄板チャートパターン一覧表

三尊(ヘッド&ショルダー)

三尊は別名ヘッド&ショルダートップとも呼ばれ非常に有名なチャートパターンの一つです。特徴としては真ん中に大きな山があり、その両脇に少し低い山がある形です。両脇の山の高値はほぼ同じ価格であり、これを結んだネックラインは非常に重要です。

三尊は上昇トレンドの終了と下降トレンドへの転換を示すシグナルです。ネックラインは多くの投資家に意識されており、このネックラインを下抜けるとトレンド転換となり、ショートのエントリータイミングとなることが多いです。

ネックラインとは?

高値圏では安値を通るように引いたライン、安値圏では高値を通るように引いたラインのことをネックラインといいます。

注意点として、3つの山を形成した後、ネックラインを下抜けて初めて三尊の完成となりトレンド転換したとみなします。仮にネックラインで反発して再び上昇を始めた場合は上昇トレンドは継続しているとみなしショートでのエントリーは見送りとなります。

ネックラインを明確にブレイクしたのを確認してからのエントリーが重要です

また、三尊は上昇トレンドの転換を示すものなので高値圏で出現して初めて意味を持ちます。

逆三尊(逆ヘッド&ショルダー)

逆三尊は別名逆ヘッド&ショルダーボトムとも呼ばれ、三尊の逆バージョンです。

三尊と逆にして考えればいいね!

ネックラインを上抜いたタイミングがエントリーポイントとなります。

ダブルトップ

ダブルトップも三尊と同じく上昇トレンドから下降トレンドへの転換を示すシグナルです。

2つの山があり、それらの高値はほぼ同じ価格であるのが特徴です。三尊と同様にネックラインを下抜いて初めてダブルトップが完成したとみなします。

高値圏(上昇トレンドの先端)で出現するとトレンド転換のシグナルになります。

ダブルボトム

ダブルトップの逆バージョンで下降トレンドからの転換を示すシグナルです。

ネックラインを上抜いた時がエントリーポイントとなります。

トリプルトップ

トリプルトップは3つの高値が同じレジスタンスラインで抑えられ下降に転じるチャートパターンです。三尊の真ん中の山が横2つの山と同じ高さになったような形をしています。

高値圏で出現すると上昇トレンドから下降トレンドへの転換サインでネックラインのブレイクがショートエントリーのシグナルになります。

トリプルボトム

トリプルボトムは3つの安値が同じサポートスラインで支持され上昇に転じるチャートパターンです。逆三尊の真ん中の山が横2つの山と同じ高さになったような形をしています。

安値圏で出現すると下降トレンドから上昇トレンドへの転換サインでネックラインのブレイクがロングエントリーのシグナルになります。

ソーサートップ

ソーサートップは高値圏(上昇トレンドの先端)で出現すると上昇トレンドの終了のシグナルとなります。

特徴としては、上昇トレンドで価格が上昇してきていた中、上昇の勢いが弱まりレンジ相場に近くなった後、下降へと転じる形になっています。

買いの勢いが弱まることでレンジ相場へと近づきます

上昇の勢いが失われ売りと買いが拮抗したのちネックラインを下抜けると上昇トレンドは終了し下降トレンドへと転換していきます。そのため、ネックラインを下抜けたタイミングがショートエントリーの候補となります。

ソーサーボトム

ソーサートップの逆バージョンであり、安値圏(下降トレンドの先端)で出現すると下降トレンドの終了のシグナルとなります。

ネックラインを上抜けたタイミングがショートエントリーの候補となります。

上昇三角保ち合い(アセンディングトライアングル)

アセンディングトライアングルは水平なレジスタンスラインと右肩上がりのサポートラインからなるチャートパターンです。上昇トレンドの小休止として現れ、上昇トレンドの継続を表します。

安値は切り上がっているのに高値はそのままなんだね

レジスタンスラインとサポートラインが近づくにつれ、売りと買いの拮抗が強くなりエネルギーを貯めている状態なのでレジスタンスラインをブレイクすると上昇トレンドの継続となり買いエントリーのシグナルとなります。

下降三角保ち合い(ディセンディングトライアングル)

ディセンディングトライアングルは水平なサポートラインと右下がりのレジスタンスラインからなるチャートパターンです。下降トレンドの小休止として現れ、下降トレンドの継続を表します

サポートラインとレジスタンスラインが近づくにつれ、売りと買いの拮抗が強くなりエネルギーを貯めている状態なのでサポートラインをブレイクすると下降トレンドの継続となり、売りエントリーのシグナルとなります。

上昇レクタングル

レクタングルは、価格が一定の範囲内を動くレンジ相場のようなチャートパターンです。レジスタンスラインとサポートラインが水平になっていることから、ボックスとも呼ばれます。

レクタングルが長方形という意味なのでこう呼ばれています

上昇トレンド中に出現するレクタングルを上昇レクタングルといい、上昇トレンドの継続を表します。

そのため、レジスタンスラインを上抜けたタイミングで買いエントリーを仕掛けるのがいいでしょう。

下降レクタングル

下降トレンド中に出現するレクタングルを下降レクタングルといい、下降トレンドの継続を表します。

そのため、サポートラインを下抜けたタイミングで売りエントリーを仕掛けるのがいいでしょう。

上昇ペナント

上昇ペナントは、高値の切り下げと安値の切り上げが同時に起こり、レジスタンスラインとサポートラインの幅がだんだんと狭まっていくチャートパターンです。

特徴として三角形が上下対象になっていることが挙げられます。上昇トレンド中に出現しレジスタンスラインを上にブレイクすると上昇継続を表し、買いのエントリーシグナルとなります。

下降ペナント

下降ペナントは、高値の切り下げと安値の切り上げが同時に起こり、レジスタンスラインとサポートラインの幅がだんだんと狭まっていくチャートパターンです。

特徴として三角形が上下対象になっていることが挙げられます。下降トレンド中に出現しサポートラインを上にブレイクすると下降継続を表し、売りのエントリーシグナルとなります。

上昇フラッグ

上昇フラッグは上昇トレンド中に現れトレンドの継続を表すチャートパターンです。

フラッグとは?

レジスタンスラインとサポートラインが平行で、かつその向きが主要トレンドと逆向きになっているチャートパターンを言います。

形状が旗のように見えることからフラッグと呼ばれています。

レジスタンスラインとサポートラインは右肩下がりとなっており、上昇トレンド中の一時的な調整下降を表していると考えられます。

FXのチャートは波のようになっており上昇中でも一時的に下降するのが一般的です

フラッグを形成しているレジスタンスラインを上抜けたら買いエントリーのシグナルとなります。

下降フラッグ

下降フラッグは下降トレンド中に現れトレンドの継続を表すチャートパターンです。

レジスタンスラインとサポートラインは右肩上がりとなっており、下降トレンド中の一時的な調整上昇を表していると考えられます。

フラッグを形成しているサポートラインを下抜けたら売りエントリーのシグナルとなります。

上昇ウェッジ

上昇ウェッジとは、切り上げる高値を結んだレジスタンスラインと切り上げる安値を結んだサポートラインの幅がだんだんと狭まるチャートパターンです。

ウェッジのチャートパターンは反転パターンと継続パターンの2つがあります。

下降トレンド発生中に上昇ウェッジが現れた場合、それは一時的な調整の上昇ととらえることができ、サポートラインブレイクでショートエントリーが鉄板となります。

基本的にはこちらのパターンが多くなります

また、まれではありますが上昇トレンド発生中に上昇ウェッジが現れることもあり、レジスタンスラインをブレイクするとトレンド継続を、サポートラインをブレイクするとトレンド転換を表すシグナルとされています。

下降ウェッジ

下降ウェッジとは、切り下げる高値を結んだレジスタンスラインと切り下げる安値を結んだサポートラインの幅がだんだんと狭まるチャートパターンです。

上昇トレンド発生中に下降ウェッジが現れた場合、それは一時的な調整の下降ととらえることができ、レジスタンスラインブレイクでロングエントリーが鉄板となります。

また、まれではありますが下降トレンド発生中に下降ウェッジが現れることもあり、サポートラインをブレイクするとトレンド継続を、レジスタンラインをブレイクするとトレンド転換を表すシグナルとされています。

FXでチャートパターンを活用するメリット

FXでチャートパターンを利用するメリットは主に次の3点です。

チャートパターンを利用するメリット
  • パターンを見つけやすく使いやすい
  • 多くのトレーダーが三尊などのチャートパターンを意識するので優位性が高い
  • エントリーや決済の基準となる

初心者でも活用できそう!

FXのチャートは過去と全く同じ動きをすることはありません。しかし、典型的な値動きというのは存在しており、そのような動きを確認できると過去と似たようなチャートになる可能性が高く、チャート分析の精度が高くなります。

FXのチャートパターンは具体的にどう活用する?

チャートパターンを利用するのは主にエントリーポイントの決定と利確や損切の設定です。

エントリーポイントの見極め

チャートパターンではトレンドの反転や継続を示すものが多いです。

三尊のネックラインをブレイクすると上昇トレンドから下降トレンドへの転換となるので、ブレイクでショートエントリーするようにチャートパターンはエントリーポイントの決定に利用できます。

ここで注意が必要なのは、チャートパターンが完成してからエントリーすることです。

焦ってチャートパターン完成前にエントリーするのはやめましょう

チャートパターンが完成しそうというタイミングでエントリーしてしまうと、その後逆行して損失をだす可能性が高くなります。

損切や利確に利用

チャートパターンは損切や利確などの決済にも利用できます。

例えば、あなたが下降トレンド中にショートポジションを持っていたとしましょう。順調に含み益を伸ばし、利確のタイミングを探していたとします。

この時、逆三尊が出現しネックラインを上にブレイクしたとします。これは下降トレンドから上昇トレンド転換のシグナルですからこれから価格は上昇する可能性が高くなります。

そのため、ショートポジションを持っている場合にはこのタイミングで利確してしまうのがいいでしょう。

損切でも同じようなことが言えます。

FXでチャートパターンを利用する際の注意点

チャートパターンは理解しやすいテクニカル分析にもかかわらず非常に優位性の高い分析手法です。しかし、万能という訳ではなく注意点を守って使わないと思わぬ損失を被る可能性もあります。

チャートパターンは覚えただけでは勝てない

チャートパターンを学ぶと、パターンさえ覚えてしまえばそれを探すだけで勝率を上げることができそうに思えてしまいます。

チャートパターンだけ覚えちゃおう!

しかし、チャートパターンを覚えただけではFXで勝てるようにはならず、そのチャートパターンの意味を理解して使うことが大切になります。

例えば、三尊がチャート上に出現してもそれが下降トレンド中や安値圏では意味がありません。三尊はいってしまえばダウ理論における上昇トレンドの終了をチャートパターンとしてパターン化しているにすぎません。

高値圏で三尊が出現して初めてトレンド転換のシグナルとなり、ショートエントリーの優位性が高まります。

ダウ理論はFXトレードをする上で非常に重要な理論ですので、まだ勉強していないという方はこちらの記事をご覧ください。

上位足を確認する

チャートパターンの条件や意味を理解することと似ていますが、上位足の動きを把握しておくことも重要です。

多くのテクニカル分析は下位足よりも上位足のほうが騙しが少なく優位性が高いです。

そのため、たとえば下位足で上昇トレンドでも上位足で下降トレンドの場合、価格はすぐに上位の下降トレンドに引っ張られる可能性が高くなります。

自分がエントリーしようとしているとき、上位足はどのような方向性なのかを把握して負けトレードを減らしましょう。

だましがある

チャートパターンは過去の経験則的に値動きをパターン化したものになります。

そのため、どれだけきれいなチャートパターンが出現しようともその後パターン通りに動かずだましにあうこともあります。

だましとは?

一般的に想定されている動きとは逆の値動きをすること

重要なのはチャートパターンを過信せずに逆行した時のために損切の注文をあらかじめ入れておいたり、ほかのテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を用いるなどして複合的にチャート分析をしたりするようにしましょう。

FXのチャートパターンを利用して勝率アップ!

チャートパターンはシンプルなテクニカル分析の手法ですが、トレードにおいて非常に有効です。しかし、ただチャートパターンを覚えただけでは勝てず、しっかりと使える条件を理解して正しい場面で活用することが重要になります。

本記事をきっかけにしてチャート分析にチャートパターンを取り入れて勝率アップを狙いましょう!

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